雑学 of 銀福堂

基礎知識と雑学
購入前にジュエリー、アクセサリーの基礎知識!
万が一、記載内容に誤りがあっても責任は負えません。
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  • 銀(シルバー)
    • 基礎
      • 銀は金属中で最も光沢(可視光線の反射率)があり、熱伝導率のよい金属です。
      • 純銀は柔らかい為、アクセサリーにする場合は銅などを混ぜた合金にして使用します。
    • 種類
      • Silver900 (SV900): コインシルバー
      • Silver925 (SV925): スターリングシルバー
      • Silver958 (SV958): ブリタニアシルバー
      • Silver1000 (SV1000): 純銀、ピュアシルバー
      • ピンクシルバーなどは企業によって純度が変わります。
      • ジュエリー用貴金属の純度を決めている ISO 9202(国際標準化機構)とJIS H6309(日本工業規格)は、銀の品位区分を、925, 835, 800の3種としています。「SV」「SILVER」「Ag」の刻印があるものは、基本的に純度80.0パーセント以上と考えてよいですが、この刻印は任意のもので厳格な規定はありません。(下記<品位証明>参考)
    • 特徴、扱い方、注意
      • シルバーアクセサリーは身に着けていると表面が黒くなります。これは「酸化」ではなく、汗などの体液や空気中の硫黄分(排ガスなど)と化学反応を起こすからです。そのため日本では「すぐに汚れる」「手入れが面倒」と敬遠されがちですが、欧米ではそれがよいと根強い人気があります。もちろん金やプラチナより安価という理由もありますが。
      • 日常生活ではそのほか、輪ゴムや温泉、温かい卵の卵黄などにも注意が必要です。
      • 黒くなった場合は液状の専用クリーナーに漬けると、また輝きが戻ります。いぶし加工のあるものは、それまで落ちてしまうので、クロスタイプのクリーナーで表面をこすって下さい。
      • 手入れをすることで愛着がわき、傷が思い出や歴史になっていくという考え方が、シルバーアクセサリーの魅力であると言えます。
  • 金(ゴールド・K・GOLD)
    • 基礎
      • 金は金属中で最も延性がり、日本では昔から金箔などに加工して使用されてきました。また熱伝導、電気伝導ともに優れた性質があり、空気中では浸食されません。熱、湿気、酸素、その他ほとんどの化学的腐食に対しても非常に強く、そのため貨幣の材料や装飾品として用いられてきました。最近ではその特性を生かしコンピューターなどの基盤などに広く使われています。
      • しかし純金も銀と同様に柔らかい為、ジュエリーなどは合金にして使用します。それにより様々なカラーを出すことも可能になっているのです。
    • 種類
      • 日本で主流の一部を抜粋 %は金の純度
      • K8/Au333     =33.3%
      • K9/Au375     =37.5%
      • K10/Au416(417) =41.6%
      • K14/Au583(585) =58.3%
      • K18/Au750     =75.0%
      • K20/Au833     =83.3%
      • K22/Au916(917) =91.7%
      • K24/Au999(1000)=99.9%(純金)
      • ※単位の「K(読み:きん)」は24分率です。「K」は数字の前後どちらでも構わないとされています。
      • と、数多くあります。日本ではK18が主流ですが、欧米ではK10やK14が多く、アジアや中東では22Kが多く出回っております。
    • 種類(カラーゴールド)
      • 金の種類にはカラーゴールドとして以下の種類があります(K18のみを抜粋。K18以外にもあります)。
      • イエローゴールド:
      • K18の場合、金75%、残りを銀銅等量のものをイエローゴールドと称している。(銀15%、銅10%から銀10%、銅15%のケースもあり)一般的に認知されている金色に近い。
      • グリーンゴールド:
      • K18の場合、金75%で残りを銀の合金のものをグリーンゴールド称している。日本語では青割り、又は青金という。
      • ピンクゴールド:
      • K18の場合、金75%、残りの25%の内80%程度の銅の合金を一般的に、ピンクゴールドと称している。パラジウムを加えることもある。
      • レッドゴールド:
      • K18の場合、金75%で残りを銅の合金のものをレッドゴールドと称している。日本語では赤割り、又は赤金と言う。
      • ホワイトゴールド:
      • K18の場合、ニッケル系とパラジウム系があり、それぞれ5%以上と前者は、銅、亜鉛、後者は銀、銅を加えて、白色化した金合金をホワイトゴールドと称している。以前はプラチナの代用品として装飾品に用いられたが、現在はカラーゴールドの一種としての地位を得て、イエローゴールド以上に普及している。
      • (このほか、K18ホワイトゴールドにプラチナを含ませ、黒っぽい外観を特徴とするブラックゴールドもある。
    • 特徴、扱い方、注意
      • 古来より通貨として用いられてきた金。その価値はゼロにならない資産として最近では投資対象としても注目され、金の価格はここ5年で3倍~4倍に高騰しています。(2011年現在)
      • 欧米では結婚指輪の主流は金であり、その歴史も長く純度に応じて呼び名も国によって様々です。
      • 純度の高い製品は空気中では酸化や硫化などの化学変化を起こさない為、特に手入れは必要はありません。
      • ただし傷はつきやすく、長年使用したことにより、くすんだ様に見えることがあります。これは表面に細かい傷がついていたり、そこに手垢などが入ってしまっていると思われます。
      • また、純度が低いものや、合金の組み合わせによっては化学反応により変色が起こることがあるので、注意するに越したことはありません。
  • 白金(プラチナ)
    • 基礎
      • プラチナは科学的に金より安定しており、そのためか日本では婚約・結婚指輪に用いられることが多く、日本で一般的に「ブライダルジュエリー」と言えばプラチナ製です。これは日本(アジア)独特で欧米ではプラチナの結婚指輪を送ることは少ないといわれています。
      • プラチナはジュエリーの他にも「触媒」として使用されており、代表的なところでは自動車のマフラーなどが挙げられます。
    • 種類
      • プラチナの日本規格にはPt950、Pt900、Pt850の3区分があります。 日本国内では、宝飾品として販売される白金(合金)の品位は、上記のほか、Pt1000を加えた4区分が一般的です。ISOおよび社団法人日本ジュエリー協会は、プラチナジュエリーと呼称できるのは、Pt850以上とさだめています。また、造幣局の品位証明区分もこの4区分を採用しています。
    • 特徴、扱い方、注意
      • プラチナは科学的に非常に安定しており、日常で科学変化を起こすことはまずありません。
      • ただし、他の貴金属と同様に傷はつきやすい為、注意は必要です。
      • プラチナ志向の強い日本人が外国で「whitegold」の表記をプラチナと勘違いすることがある様ですが、これは「金」の種類の一つでプラチナ(白金)ではありません。
      • 近年は貴金属価格高騰の影響を受け、実際には規格以外にも、Pt750、Pt585、Pt505の製品が市場に供給されており注意が必要です。悪質なものの中には「Pt100」(10%のプラチナと90%の他の金属)と表記して「プラチナ100%」と勘違いさせる手法も見受けられるのでよく確認してください。(いずれの純度も販売については法律に反してはいません。)
  • 刻印
    • 種類
      • ジュエリーやアクセサリーの刻印の種類は様々ありますが、大きく分けて「貴金属」の品位・判別するものと、宝石の種類・重さを表すものの2つがあります。他には各ブランドが打刻する「ブランドマーク」やメッキの種類を表すものもあります。
    • 貴金属の刻印
      • 貴金属を判別する刻印は日本国内では以下のものがほとんどです。
      • ①ホールマーク:世界各国が国別に品位を証明する国家検定。日本の場合、日の丸の旗・菱形の中に主貴金属の純度が入ったものが刻印されている。信頼性は非常に高い。
      • ②品位マーク:JJA(日本ジュエリー協会)が定めたもの。アルファベットの「A」に似た刻印と金属の種類、識別記号か商標が入る。信頼性は高い。
      • ③その他:規定はないが広く普及している金属の種類と純度を表したもの。ブランドや制作者によって信頼性にはかなりバラつきがある。
      • 以上の3種類に分類できるが、注意したいのはいずれも任意であるため、刻印が無いからと言って偽物やまがい品とは限らないこである。
    • 宝石の種類・重さの刻印
      • おもに宝石の入ったジュエリーに刻印されるものです。基本的には「宝石の頭文字」と「その石の総カラット数」を入れます。「中石」は別に単体で入れることもよくあります。
  • メッキ
    • 基礎
      • メッキは金属などの表面に薄い金属膜をコーティングすることで、方法も様々で耐久性を増したり、腐食を防ぐ目的があります。
      • シルバーアクセサリーにはよく変色防止と強度をあげるためロジウムメッキがされており「プラチナ仕上げ」と表記されることもあります。
    • 種類(一部)
      • GF  =GOLD FILLED:金張り
      • WGF =WHITE GOLD FILLED:ホワイトゴールド張り
      • PP  =PLATINUM PLATED:プラチナメッキ
    • 特徴、扱い方、注意
      • 「メッキがはがれる」など、いい意味で使われることは少ないですが、その特性を生かした仕上げなどもあり、アクセサリー・ジュエリーでは一概に「ごまかす」ために使うわけではありません。ただメッキを施した安価な金属製品には刻印を打つ事がマナーですが、悪質な業者や小売店もありますのでよく確認してください。
      • メッキは表面を薄く覆っているだけの為、傷や湾曲、長年の使用により剥がれてくることがあり、注意が必要です。
      • 特に剥がれてきた場合、中に「ニッケル層」があるものはアレルギーを引き起こす可能性もある為、ピアスなどは使用を中止することが望ましいです。最近は「ニッケルフリー」の表記があるメッキ商品も出てきていますので参考にしてください。
      • またプラチナの婚約・結婚指輪にもロジウムメッキをすることがよくあり、これは耐久性を増す目的と色味を良くする目的があります。しかし、これらには基本的にメッキの表記はせず、本体の金属のみ表記をしています。これは本体がメッキより高価であったり、品質をごまかすことを目的としていないからです。
  • 金属アレルギー
    • 基礎
      • 貴金属は比較的アレルギーを起こしにくい金属です。しかし食品と同じように貴金属にもアレルギー反応を起こす方がいらっしゃいます。口に入れたり、粘膜に触れなくても、アクセサリーやジュエリーを身に着けたことで発症することがあるのです。
      • アレルギーを起こしやすい金属は順に「水銀」「ニッケル」「スズ」「コバルト」「クロム」「パラジウム」「プラチナ」「銅」「亜鉛」「金」(1992年データ)・・・と続きます。
      • 逆に起こしにくいとされる金属は「アルミニウム」「ナトリウム」「マグネシウム」「カルシウム」「銀」「鉄」「チタン」「ステンレス」などです。
      • ジュエリーやアクセサリーを身に着けていて、かゆみや水疱が出てきた方はすぐに使用を中止して医師にご相談ください。
      • また、一度発症してしまうとなかなか完治しません。月日が経ったからといって、医師に相談もなく、箪笥の奥のアクセサリーを身に着けることはやめましょう。
    • 原因
      • 貴金属は普通、水には溶けませんが汗や体液、化学物質を含んだ雨などには極微量ながら溶け出す場合があります。これを金属のイオン化と呼び、アレルギーを引き起こす可能性があるのです。
      • また金属の中には構造が似ているため、貴金属が直接の原因でなくともアレルギー症状が出る方もいます。例えば水銀アレルギー(昔の赤チン、歯の治療の銀歯など)がある方は金で症状がでる可能性が強くなります。
    • 予防
      • 上に書いた通り、金属アレルギーは発症してからの完治は難しい病気です。しっかり予防して、お洒落を楽しんでください。
      • ①アレルギー体質の方や心配な方は医療機関で事前に「パッチテスト」を受けましょう。
      • ②ピアスや指輪など、肌に直接身に着けるアイテムのメッキ加工商品は「ニッケル」が入っていないものを選びましょう。(ニッケルフリー)
      • ③ピアスホールをあけるときは、専門医で汗をかく夏場を避けてあけてもらいましょう。また、慣れるまでは大振りなものは控え、常に清潔に保ちましょう。
      • ④周囲に怪我やニキビがある場合は使用を避けましょう。
      • ⑤外したアクセサリーやジュエリーは、柔らかな布でから拭きなどしてから仕舞いましょう。
      • ⑥アクセサリーやジュエリーも定期的にメンテナンスをしましょう(宝石の種類や仕上げ加工に注意して、方法を選んでください)。特にチェーンなどの隙間には汚れが溜まりやすいので、ぬるま湯で薄めた中性洗剤をつけた柔らかなブラシなどで軽く叩いてください。
      • そして必ず真水でよくすすいで十分に乾燥させてから仕舞いましょう。
    • ステンレス商品など
      • 最近は金属アレルギーの方やその心配がある方の為にステンレスの商品や金属を非アレルギー物質でコーティングされた商品をよく見かけるようになりました。もし発症してしまっても、お洒落を諦める必要はないようです。しかし、どの商品も完璧ではありません。異常を感じたり、コーティングが剥がれ始めた時はすぐに使用を中止してください。